ネイルクリーム(ロクシタンネイルクリーム)
ささくれがひどかったとき、ネイルサロンで「とにかく保湿したほうがいいですよ」と言われて、まずはささくれを治すのに評判のよさそうなネイルクリームを探していました。そのときに、それなりに評価の良かった、このロクシタンのシアネイルクリームに出会いました。
デパートなどで試し塗りをしてみたときにしっとりとして使用感がよかったのと、なんといっても、高濃度のシア(このクリームは30%ですが、ロクシタンの他のクリームはもっとシア率が低いです。このクリームと他のクリームを同時に使ってみると、しっとり度が違うのが良く分かります。)に惹かれて使っています。それなりの量をすりこむと、爪は少しでこぼこが減り、まわりの角質はやわらかくなるのがよく分かります。他のクリームではなかなかここまではならないと思います。
しかし、この商品のように角質がやわらかくなるタイプのものは、結局あとで硬くなってしまったりもするので、最近は爪のまわりは角質がとれるタイプのものを使っています。ただ、それは角質のほうだけで、爪本体は相変わらずこちらを使っています。
あとは、アットコスメの評価にあるように、チューブのコントロールが難しくて、一度出し始めると止めたくても止まらないところはちょっとだけ困りましたが、私の場合は大目に使うのが好きだったので、そこまでは困りませんでした。それと、ハチミツなども入っているせいか、乾けば問題ない程度ではありますが、爪のまわりとかはべとべとしてしまいます。ただ、爪自体に塗る分には、すぅっと吸い込まれていく感じで(シアの特性ですね)、まったくべとべとしません。
それから、評価が分かれるのは、香りだと思います。シアの香りに、色々な油や香料が混ざって独特の香りがするのですが、私はそもそもシアの香りに慣れているせいか、むしろいい香りだなと思います。ただ、こういう香りが苦手な人は、慣れるまでは相応に時間がかかると思います。しかも、結構持続する香りです。
成分を見る限りでは、合成ものも入っていますが比較的低刺激のものが多いように思います。しかしながら、それなりに防腐剤や香料が入っていますので、それらの成分に対してアレルギー体質の人の場合は(特に洗い流さないので)皮膚炎などが起きるかもしれません。ただ、爪だけに塗っていてもなかなか減らないので、ある程度の期間、鮮度をもたせるには防腐剤も仕方ないかと思います。ちなみに、私は今のところ特に問題は起きていません。
(2011年7月31日追記)
アマゾンでも扱うようになったようです。特別キャンペーンで送料含めてもかなりお安くなっています。
- シア脂
- イソステアリン酸ソルビタン
- リシノレイン酸ポリグリセリル-3
- ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30
- 製品名:Arlacel P135
- ポリヒドロキシステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル
- 乳化剤(油中水滴(W/O)型)
- キョウニン油
- ハチミツ
- フェノキシエタノール
- シリカ
- 別名:無水ケイ酸、二酸化ケイ素
- 親水性増粘剤、皮膚コンディショニング剤
- ラウレス硫酸Mg
- ラウリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルと硫酸のエステルのマグネシウム塩
- アニオン系合成界面活性剤
- 香料
- メチルパラベン
- トコフェロール
- 別名:ビタミンE
- 酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、保護剤
- 他の原料(シア脂など)に含まれている場合がある
- EDTA-4Na
- プロピルパラベン
- メチルパラベンの項目参照
- ミルラエキス
- モツヤク(没薬、カンラン科の低木)の樹脂
- リンデステレン(セスキテルペン)、クルゼレン(セスキテルペン)、メチルイソブチルケトン(1%程度)が含まれる
- 消炎剤、殺菌剤、芳香剤、爪コンディショニング剤、皮膚コンディショニング剤
- 爪を丈夫にする
- 医薬品成分のため、化粧品への配合量制限あり(「化粧品に配合可能な医薬品の成分について」(平成19年5月24日薬食審査発第0524001号))
- ヒマワリ種子油
- ブチルパラベン
- エチルパラべン
- メチルパラベンの項目参照
- ローズマリー(葉)エキス
- イソブチルパラベン
- メチルパラベンの項目参照
- ニンジン種子油
- 別名:カロット油、ニンジン油
- ニンジン Daucus carota sativa (セリ科)の種子から得られる脂肪油
- β-カロテン(カロチン、テトラテルペン)、キャロトール(セスキテルペンアルコール)を含む
- 芳香剤、保湿剤、保護剤
香料については、日本向けラベルでは「香料」としか表示されていませんが、欧米向けラベルでは成分を分解して記載されています。欧米では一般的ですが、日本では見慣れない成分が並ぶことになります。参考までに下記に記しておきます。
- ベンジルアルコール
- 安息香酸ベンジル
- シトロネロール
- 芳香剤
- モノテルペンアルコール
- ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキサルデヒド
- クマリン
- 芳香剤
- 桜餅の香り成分
- 芳香族ラクトン
- ブチルフェニルメチルプロパナール
- 芳香族アルデヒド
- 合成香料
- 皮膚に対する刺激がある
- リナロール(フローラル系)
- 芳香剤
- モノテルペンアルコール
- α-イソメチルイオノン
- 環式ケトン
- 合成香料
- 皮膚に対する刺激がある
- ヘキシルシンナマル
- リモネン
- 芳香剤(シトラス系)
- モノテルペン
今回も、前回までと同じサイトを参考にさせて頂きました。が、それらの日本語のサイトだけでは調査に限界がありましたので、この記事に関しては、公的機関を中心とした英文サイトも参考にして書いています。英文サイトまで調査の幅を広げると、情報量はかなり増えてきます。英文を読むのが面倒という人たちに、このサイトが少しでもお役にたてれば、とは思います。
*知ったきっかけ:この商品はネットで調べて。だけど、ロクシタンのことは雑誌が一番最初(ニューヨークのお店の特集のとき)。シアバターについては、NYのフォーポイント・バイ・シェラトンのコスメに全部シアバターが入っていたのが最初で、そのときに「乾燥しない感じがするし、何となくいいなぁ」と思っていました。
*買ったきっかけ:この商品はネットで評価がよかったから。だけど、そもそもロクシタンは雑誌とか昔行ったときのお店の雰囲気とか友達の話とかで評価がよかった。あとは、実際に売り場で試してみてよかった。
*買った場所:デパート(大丸)