ひとり あっとこすめ

忘れっぽいので自分で自分に評価・評判・感想を口コミ???

アトピーっ子(アレルギーっ子)予備軍の離乳食の進め方


  
離乳食づくりに少し関わることがあったので、メモします。このような内容について、私のような素人が書くかどうか迷いましたが、「完全なアトピーっ子(アレルギーっ子)まではいかないが、アトピーっぽい(アレルギーっぽい)症状が出やすい」といったケースでは、普通の離乳食本では進みがはやすぎて参考にならず、ウェブ上などでも情報が少ない上に、ちょっとした症状で毎回病院に行くわけにもいかず、困っていらっしゃる方も多いような気がしたので、書くことにしました。私自身は素人ですが、専門家のいろいろな方々の意見を参考にまとめています。もし、内容の間違いに気づかれた方がいらっしゃいましたら、ご指摘頂けると幸いです。

  • 離乳食の時期
    • 離乳食の開始は6ヶ月(修正月齢)
      • アトピーっ子予備軍では、症状が出やすいので、離乳食を早めにはじめるのはやめたほうがよさそうです。歯が生えてくるころには、自然と色々なものも食べられるようになると思いますので、無理して早く始めるメリットはないと思います。
    • たんぱく質の開始は、離乳食開始後5週目〜(早くても4週目〜)
      • 離乳食の本では、2週目ぐらいからたんぱく質を開始するようになっているものも結構あるのですが、アトピーっ子予備軍では、たんぱく質で症状が出やすいので、あせらず慎重に進めたほうがよいと思います。
  • 離乳食の量
    • 新しい食材は1日1種類、小さじ1以下から
      • アトピーっ子予備軍では、症状が出やすいので、遵守したほうがいいと思います。
    • 回転食にする必要はないが、同じ食材を「頻繁に」「大量に」与えすぎない
      • QOLを考慮すると、回転食を続けるのは厳しいのでやめたほうがいいと思います。ただ、回転食までいかなくても、(特に、アレルギーの出やすい食材、たんぱく質、仮性アレルゲンを多く含む食材などは、)同じ食材が連続しすぎないように考慮してあげたほうが、確実に症状が出にくくなると思います。また、食材を複数種類与えることで、毎食の1種類あたりの量を減らしてあげたほうがよいと思います。要は「バランスよく食べる」という当たり前のことになりますが.....。
    • トータルの食事量を増やす場合は、(1食あたりではなく)1日あたり小さじ1まで
      • むやみに量を増やすと、胃腸の調子が悪くなるようで、てきめんに症状が出やすくなります。食材のせいかと思いきや、量のせいだった、ということも、しばしばあるように思います。
    • 最初の10倍がゆは、初日の小さじ1から徐々に増やし、2週間後に大さじ1が食べられれば十分と考える
      • 離乳食の本では、2週間後に大さじ2ぐらいまで増やすようになっているものも結構あるのですが、スプーンで食べることに慣れるのに時間がかかりそうな場合には、無理せずに、大さじ1でも十分だと思います。最初は全然食べられなくても、2週間を過ぎる頃になれば、少しずつ食べられるようになるかと思います。
  • 食材の選び方
    • できるだけ旬の食材を
      • 生のものについては、輸送にかかる時間が長ければ、それだけ添加物が増えてしまう場合もあると思います。そのため、国内産が入手しやすい「旬の食材」のほうが、症状は出にくい傾向があるように思います。
    • 新しい食材を恐れすぎない
      • 新しい食材を試すことにあまり心配になり、進みが遅くなりすぎると、月齢が進んで食べる量が増えてきたときに、食材のバリエーションが担保できなくなってしまい、困ってしまうかと思います。また、保育園などに通わせる前提であれば、保育園に入ってから困らないようにするためにも、ある程度の食材を試しておく必要があるかと思います。
    • 仮性アレルゲンを多く含む食材は、症状が出ても、過度に反応してやめる必要はない
      • 口の周りが赤くなる、といった症状ぐらいであれば、症状がおさまった後、食べさせることをやめる必要はなく、再開しても大丈夫とのことです。
  • 食事以外の注意点
    • 食事以上に皮膚の状態に気を付ける
      • 皮膚の状態が良ければ、アレルギーっぽい反応が出る可能性はかなり減るように思います。乾燥してがざがざになってしまわない程度には、保湿はきちんとしておいたほうがよいと思います。
    • アレルギーっぽい反応が出始めたら、ミツロウ(などの天然成分で特に経口摂取前のもの)を含むクリームは使用を中止する
      • アトピーっ子予備軍の中には、ミツロウ(などの天然成分で特に経口摂取前のもの)を含むクリームで症状が悪化するケースがあるように思います。クリームが怪しいのでは、という状態で、ただ、保湿は続けたい、という場合は、ワセリンなどに切り替えることにより、症状が収まることもあるかと思います。