アトピーっ子(アレルギーっ子)予備軍の離乳食の進め方
離乳食づくりに少し関わることがあったので、メモします。このような内容について、私のような素人が書くかどうか迷いましたが、「完全なアトピーっ子(アレルギーっ子)まではいかないが、アトピーっぽい(アレルギーっぽい)症状が出やすい」といったケースでは、普通の離乳食本では進みがはやすぎて参考にならず、ウェブ上などでも情報が少ない上に、ちょっとした症状で毎回病院に行くわけにもいかず、困っていらっしゃる方も多いような気がしたので、書くことにしました。私自身は素人ですが、専門家のいろいろな方々の意見を参考にまとめています。もし、内容の間違いに気づかれた方がいらっしゃいましたら、ご指摘頂けると幸いです。
- 離乳食の時期
- 離乳食の量
- 新しい食材は1日1種類、小さじ1以下から
- アトピーっ子予備軍では、症状が出やすいので、遵守したほうがいいと思います。
- 回転食にする必要はないが、同じ食材を「頻繁に」「大量に」与えすぎない
- トータルの食事量を増やす場合は、(1食あたりではなく)1日あたり小さじ1まで
- むやみに量を増やすと、胃腸の調子が悪くなるようで、てきめんに症状が出やすくなります。食材のせいかと思いきや、量のせいだった、ということも、しばしばあるように思います。
- 最初の10倍がゆは、初日の小さじ1から徐々に増やし、2週間後に大さじ1が食べられれば十分と考える
- 離乳食の本では、2週間後に大さじ2ぐらいまで増やすようになっているものも結構あるのですが、スプーンで食べることに慣れるのに時間がかかりそうな場合には、無理せずに、大さじ1でも十分だと思います。最初は全然食べられなくても、2週間を過ぎる頃になれば、少しずつ食べられるようになるかと思います。
- 新しい食材は1日1種類、小さじ1以下から
- 食材の選び方
- できるだけ旬の食材を
- 生のものについては、輸送にかかる時間が長ければ、それだけ添加物が増えてしまう場合もあると思います。そのため、国内産が入手しやすい「旬の食材」のほうが、症状は出にくい傾向があるように思います。
- 新しい食材を恐れすぎない
- 新しい食材を試すことにあまり心配になり、進みが遅くなりすぎると、月齢が進んで食べる量が増えてきたときに、食材のバリエーションが担保できなくなってしまい、困ってしまうかと思います。また、保育園などに通わせる前提であれば、保育園に入ってから困らないようにするためにも、ある程度の食材を試しておく必要があるかと思います。
- 仮性アレルゲンを多く含む食材は、症状が出ても、過度に反応してやめる必要はない
- 口の周りが赤くなる、といった症状ぐらいであれば、症状がおさまった後、食べさせることをやめる必要はなく、再開しても大丈夫とのことです。
- できるだけ旬の食材を
- 食事以外の注意点
- 食事以上に皮膚の状態に気を付ける
- 皮膚の状態が良ければ、アレルギーっぽい反応が出る可能性はかなり減るように思います。乾燥してがざがざになってしまわない程度には、保湿はきちんとしておいたほうがよいと思います。
- アレルギーっぽい反応が出始めたら、ミツロウ(などの天然成分で特に経口摂取前のもの)を含むクリームは使用を中止する
- アトピーっ子予備軍の中には、ミツロウ(などの天然成分で特に経口摂取前のもの)を含むクリームで症状が悪化するケースがあるように思います。クリームが怪しいのでは、という状態で、ただ、保湿は続けたい、という場合は、ワセリンなどに切り替えることにより、症状が収まることもあるかと思います。
- 食事以上に皮膚の状態に気を付ける