ひとり あっとこすめ

忘れっぽいので自分で自分に評価・評判・感想を口コミ???

にんじんしりしり(沖縄家庭料理)

私がにんじんしりしり(または、にんじんしりしりー)を知ったのは、宮里藍さんの昨年の全英オープンドキュメンタリーでした。あまりにも美味しそうに食べている姿が印象的で、どうしても食べたいなぁと思って作り始めたら、止まらなくなりました...。こんなに簡単で美味しい料理があるなんて、びっくりです。



そして、それよりも何よりも、にんじんってこんなに美味しかったんだ、というのが驚きです。野菜を美味しく食べるには、野菜の美味しさを引き出すコツというのがあるというのが最近分かってきました。このメニューだったら、にんじんが嫌いな人も絶対、まではいかずともかなりの確率で美味しいと思えるのではないかと思います。今では、このにんじんしりしりは、にんじん克服メニューとして、ピーマン克服メニュー(ビーフステーキの付け合せ)、春菊克服メニュー(春菊のパスタ)、トマト克服メニュー(トマト卵炒め)と並んで、私の中では4大野菜克服メニューに入っています。苦かったり、独特の匂いがきつかったりする野菜たちが、火の入れ方や他の材料との組み合わせの違いだけで、格段に甘くて香ばしい姿に変身するのは、本当に不思議だしすごいと思います。



ちなみに、なぜ「しりしり」かというと、にんじんを削る音がしりしり聴こえるからだそうです。そして、沖縄では、何と、しりしり器という専用のスライスカッター(モバイルサイトはこちら)がある家もあるそうです。私はピーラーで代用してますが、ピーラーでも十分おいしく作れます。



あと、沖縄では各家庭で作り方が色々異なるらしいですが、私は、一番シンプルな方法で作っています。にんじんの美味しさを知るには、この方法が一番かな、と思います。



にんじん 1本
サラダ油(私は、前に書いたフラントイアというオリーブオイルを使っています)

こしょう
たまご 1個


  • にんじんの皮をむいた後、ひたすらピーラーで削いでいく。薄めに削いだほうが美味しい。
  • フライパンにサラダ油を熱し、削いだにんじんを炒める。
  • 塩、こしょうで味付けをしつつ、中火でとにかく十分に火を通す。
  • にんじんに火が通ってしんなりしてきたら弱火にし、にんじんを少しだけフライパンの中央に寄せるようにして、あらかじめよく溶いた卵をにんじんの上にかける(卵とじ)。
  • ふたをして、弱火で蒸す。
  • 卵が固まってきたら、少しかきまぜてほぐし、火を止める。(卵は半熟の部分がないほうがおいしい。)